2013年10月22日

本棚の結露

以前、木造アパートに暮らしていた頃です。住居の北西南の三面が外気に接した風通しの良い古い建物でした。この住居の北側の部屋を作業スペースにして、北側外壁面室内側に本棚を設置しました。そして、本、資料がびしょびしょになりました。

要因は結露です。
本はそれ自体がページ間に空気層をもった、なかなか高性能な断熱材になります。そこに下記の悪条件が重なったことが結露の要因です。

・北側の外壁で直射が当たりにくく、冬には北風があたり外壁面が冷える
・古い木造住宅で、当時の断熱性能はあまり高くない上、古いため性能も劣化
⇒外壁の室内面は冬は結構冷やされる
⇒室内の暖かい空気が本棚という断熱材に入っていき、その本が外壁からの冷気で冷やされる
⇒本の中で結露する

という仕組みになっています。うちはあまり冷暖房をしないので、室内の絶対湿度は比較的低いのですが(専門的内容ですが)、それでもこんなに結露するもんだ、、、と感心しました。外壁際に本棚や収納等空気が動きにくい場所を計画する場合は要注意です。若き日の無知な失敗でしたが、おかげで結露について身をもって学びました。

おまけで言いますと、ビルドインガレージや外から使う倉庫などを計画する場合は、十分な外気の通気、室内空気(暖かい湿り空気)の流入を遮断する、などの対策をしておくと良いかと。
posted by しまだ at 20:04| Comment(0) | 技術
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